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「男たちの大和」見てきました

知人(同業者)がオフィスを開いた、との事なのでお祝いに(野次馬に)行ってきた。
すげえ広いオフィス・・・・・・・うーむ、オレももっと頑張らないとイカンなと思った。
帰りにヨドバシで思わずMAC買いかけたし(笑)
いや、でもそろそろ買わないとね・・・・・
電子ダーツとか言うてる場合じゃねーーーーwww

この前撮ったバンドの写真が出来上がってたのでもらいに行く。
ヨドバシの駐車場からは目と鼻の先だったからちょうどよかったし。

家に寄って嫁を車に乗せた後、ワーナーマイカル茨木へ。
こんなに近いとは思わなんだ!
梅田に出るよりずっとラクチンだ!
そろそろ活動拠点を梅田から郊外に切り替える時が来たのかもしれん。。。。。

さて、今日のお目当ては「男たちの大和」である。
去年、サホ艦長から鑑賞券を二枚もらってたし、なんせロケセットにも二回も行ったし
楽しみにしてたのですよ。

映画スタート。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとなく入っていけない。。。。。。映画の世界に。。。。。
なんでだ・・・・・?

それは多分以下の理由による。
現代描写の舞台が枕崎市→鹿児島弁→「ないごてな!」→大河「翔ぶが如く」を連想。
ロケセット二回も見に行った。→よって裏事情が垣間見える→冷める。
少年役が池松壮亮クン→正月大河「新選組!!」の市村鉄之助役も池松壮亮クン→副長を連想。
なんといっても中村獅童→「新選組!」滝本捨助も中村獅童→
いつ「アメリカをギョフンと言わせてやるんだ!」と言ってくれるのかとか考えてしまう。

ここまで雑念が多いとなかなか映画に入って行けぬ・・・・・・
そしてもともと太平洋戦争ものは史実から艦長名から全てアタマに入ってるしなあ。

大和モノとしたらオレは昔テレビでやってた中井喜一主演(マッチも出てたな)のヤツの方が好きですね。

ただ、今までのヤツと違って
大和沈没で生き残った主人公が友人の母に、友人が戦死した事を報告に行くんだがその時に
「よくあんただけおめおめと帰ってきたね」というセリフを言った事ですな。

当時は特攻とかで「いかに死ぬか」ということが美徳とされる時代だったので
生き残った人とかはそれこそ世間から逃げるように生活しなきゃならんかったらしいです。
今考えたらスゲエ事だと思いますが。
それを描写したってのは今までの戦争モノ(国産の)ではなかなかなかったのではないでしょうか。

映画「226」のラストシーンなんて「天皇陛下、バンザイ!」ですしねえ。
(ちなみになぜ226はDVDにならんのだろう・・・・・・・また見たいのに)

でもやっぱり戦争物見て思うのが、今回の大和もそうなんやけども
絶対に「アメリカが悪い」って描写を極力避けるのに
なんでアメリカはあんな「パールハーバー」みてえな描写するんかねえ。
今回の大和なんてアメリカ側は完璧に「飛行機」しか出てないから、無機質な感じしか受けないもん。
「パールハーバー」みてえに日本人パイロットがわざわざ船に照準あてるとことか
あーいった「敵側の人間描写」を一切やってなかったもんね。

よく言えば「武士道精神」なのかも知れないなあ。
終わったことに対して今更どうこう言わない、ケンカ両成敗って感じがする。
戦後60年経ってある程度の資料は出そろってきてて
どっちもお互い理由があったってわかってきてるのに
アメリカは「ヘッーーーイ!アメーリカイズナバーワーーーン!カッタカラナンデモアリネー」ていう態度を
映画監督ごとき(あえてこういう言い方する)がこっちの事調べずに描写するんじゃねえと思う。
つーかあのクソ映画にディズニーがからんでるってだけでもイヤだけどさ。

・・・・どうしても「パールハーバー」の事になるとアツクなってしまうな・・・・

そうそう、今日は「男たちの大和」でした(笑)

いたって普通に見て普通に出てきたって感じだったかな。
そんなに泣いた、とか感動した、とか思わない。
脚本もなんとなく間延びした感じがして途中中だるみしたし。

何度も何度も見たくなる「突撃せよ!あさま山荘」の方がオレは好きだ。
あの映画の脚本はすごいテンポよくて好きだったなあ。役所広司もよかったし。
だってこの「大和」はもう一度見ようとは思わない(笑)

多分、冒頭にあげた「雑念」が消えた頃にもう一度見ればちゃんと評価できるかもしれやせん。

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| 映画・ドラマの話題 | 12:36 AM | comments (2) | trackback (0) |
大和見たとき俺も「鹿児島弁」にはやっぱり反応しました(笑)

今週末はその「マイカル茨木」で現場なんですが・・・^^;
暇あったら見に来てくださいなww
| SHADY | EMAIL | URL | 2006/02/13 10:36 AM | QEA.GdBw |
やっぱそうよな~w
あと最後のナガブチ氏の歌が・・・・・・
どーもブチ壊しの感があったよオレには。

今週マイカルで現場か~
「うわーこの雰囲気、現場っぽい」とか
言ってたトコなんだよww
| Gaku | EMAIL | URL | 2006/02/13 11:36 AM | NM.EuQIk |
http://strangeday.s31.xrea.com/blog/tb.php?283

大河ドラマ「新撰組!」見終わりました



ようやく全49話を見終わりました。
あれほど「ファンタジック」だと嫌悪していたのにもかかわらず
こんだけ長い間見ているとやはり感情移入してしまうわけで(笑)

全部見終わって一番ジンと来たのはやはり山南さんの切腹の時と
最終話「愛しき友よ」の土方と土方の盲目の兄との会話。

「『誠』の旗のもと、京の町でお前達は時代と戦ったのだ。
 これほど痛快な事があるか!お前達は多摩の誇りだ!
 何が正しくて何が間違っていたかなんて事は100年後200年後の者達が決めればいい」


あー、こういうセリフにジンと来るってのはやはりオッサンなのかな(笑)

明らかに当時の時流とは反して幕府側についた新選組ですが
「時代」と戦った、という表現がよかったです。
あれを「敵」なんぞという陳腐な表現してしまうと全然感じ方が違うだろうし。

流行に乗っかってホイホイと考えを変えるってのも悪いとは思いません。
しかし信ずる物があってそれに向かっている人間には
なんとも心強い言葉じゃないですか。

なんでも一番にやりはじめるってのは勇気がいること。
そしてそれが支持されはじめたとしても、ダメだったとしても
一番に始めたという事が世間に知れ渡らなくても
それに向かっている時ってのはいい評価は聞こえてこないもんです。
一般的なモノサシで計られて「ありゃあダメだよ」なんて言葉ばかり聞こえてきたり。

でもそれこそが「時代と戦う」という事なんでしょうな。
良かったか悪かったかなんてそれこそ何十年経ってみないとわかんねえもんです。

自営業者やフリーの人に取っても結構心に響く言葉なんじゃないかな。

非常に勇気がもらえた言葉でした。
いまやっている事に対して後押ししてくれると思う。
ヘコミそうになった時なんて特にね(笑)

さあ、あとは正月の続編ですな。
土方の五稜郭での戦死まで!

しかし。

榎本役で草薙ずっと出るんかな・・・・・

 

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| 映画・ドラマの話題 | 11:17 PM | comments (2) | trackback (0) |
とうとう見終わりましたかw
翔ぶが如くは「桜田門外の変」を見終わったとこでごわすw
俺も新選組の土方為次郎との会話はジーンと来ました。
ちなみに、為次郎役の栗塚旭さんは「燃えよ剣」の土方歳三役を
やっとりますww
| SHADY | EMAIL | URL | 2005/08/18 10:26 AM | 7ngYlFcg |
おーーそうだったんか。
「翔ぶが如く」そろそろおもろなってくるぞー。
そして見終わる頃には鹿児島出張だな。

「チェストーーーー!!!」言いまくって和田さんに怒られよーぜ(笑)
| Gaku | EMAIL | URL | 2005/08/18 11:59 PM | zbWreB/Q |
http://strangeday.s31.xrea.com/blog/tb.php?112

奥崎謙三氏死去〜なわけで「ゆきゆきて、神軍」を見る。



ずっと前から気にはなってたこの「ゆきゆきて、神軍」。
でも何故か見ることはなかったわけですが、今回奥崎氏死去の報を聞いて
見てみようと思いました。

奥崎氏は太平洋戦争中、最も戦死者が多かったニューギニア前線に配属され
マラリア、飢え、連合軍や原住民の包囲などから命からがら帰国しました。
その後、不動産業者を殺害して入獄。
すべての戦争責任は昭和天皇にあるとし、1969年の新年一般参賀にて
昭和天皇に向けて手製のパチンコ玉を発射しまたもや入獄。
その後、自費出版にて著書を発行。その宣伝ビラとして天皇家のコラージュポルノビラを
東京のデパートからばらまきまたもや入獄。

この映画は彼の行動を追ったドキュメンタリーで、
当時の部隊の上官が終戦後23日経ってから部下を殺害してその人肉を食べた、という事を
戦後30年以上たってから同じ部隊の生き残りを全国訪ねて回って
真相を突き止めていくという物。

「知らない」「話したくない」という人には容赦なく殴りかかり
自分の信念のみをふりまく奥崎氏の姿には賛同できないですが
こういう行動を起こしてしまう引き金となった「戦争」という物の恐ろしさを感じます。
そりゃあ中には忘れたい人だっているだろうしなあ。
しかし奥崎氏の「カメラを意識した行動」もかなり画面では見てとれるので
もしかしたらシナリオがあったのかも知れない。

見てみた感想としては「狂気」。その一言に尽きます。
なわけで諸手を挙げてこの映画を「カッコイイ」と賛美する気は毛頭ありませんが
当時の前線で語られていた言葉がとても人間の吐くセリフとは思えず寒気がします。

白ブタ=白人(連合軍の事だと思う)
黒ブタ=ニューギニアの原住民
「白ブタは食べてはダメだが黒ブタは食べてもかまわない」

こういう状況を生み出す「戦争」というものの恐ろしさを感じずにはいられません。
そして奥崎氏は当時の中隊長の息子に発砲して負傷させてまたも入獄。
「(殺すのは)息子でもかまわなかった」という奥崎氏のコメントには戦慄を覚えました。
入獄の三年後に奥さんのシズミさんが死去する所で映画は終わります。

どんなに反戦、反核と言ってみた所で事実にまさる物はない。

「戦争と言うものが生み出す後遺症」に興味がある人は必見だと思います。

最後に、奥崎氏の冥福を心からお祈り致します。

参考にしたブログ:
言語学研究室日誌
☆漫画家牧村しのぶのBlog☆

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| 映画・ドラマの話題 | 04:38 AM | comments (2) | trackback (0) |
「シナリオがあったかも」・・・
事前に、どこへ行って何をするかの打ち合わせはありました
奥崎はもっと色々過激な行動を取ろうとしていたのですが
無駄な寄り道をさせずに戦争にテーマを絞って撮影したのは
原監督の功績です
一度は奥崎と物別れになり、途中であきらめかけたそうです
原監督に「先生と呼べ」と言う奥崎・・・言わなかった監督
苦労は並大抵ではなかったようです
現代教養文庫「ドキュメントゆきゆきて、神軍」に撮影秘話が
収録されています

丁寧なレビューを書いてくださってありがとうございます
観てくれる人が増えるといいと思います
| M | EMAIL | URL | 2005/06/28 06:22 PM | UukitbRo |
>Mさん

コメントありがとうございます。
そんな裏話が書かれた書籍があるんですねえ。
ちょっと気になるので読んでみたいです。

大阪的にくだけた言い方をすると
「かなん(しょうがない)オッサンやのう」
って感じでずっと見てました。
確かに原監督も大変だったと思いますねえ
奥崎氏と行動するのは。

あ、それとBLOG読ませて頂きました。
非常に興味ある内容がいっぱいだったので
お気に入りに入れさせて頂きますね。
| Gaku | EMAIL | URL | 2005/06/29 01:05 AM | zbWreB/Q |
http://strangeday.s31.xrea.com/blog/tb.php?67

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