ずっと引きこもりだった一日なので特に書くこともない。
なので、カテゴリーに作ってあった「過去のエピソード」シリーズ第2弾を書いてみる。
今日は無名ギタリストの舞台裏を赤裸々に(爆)!
基本的にオイラの音楽キャリアというのは
「オールディーズバンド」に代表されるバンド活動がほとんど。
主にカバー曲を演奏して、ギャラを頂くというスタイルですね。
音楽やっている人達の中にはこの形態を
「バイショー(商売の業界読み)」と呼んでせせら笑う人達もいるんですが
得てして人のやっている事をとやかく言うのは
自分自身(生活も含め)に余裕のない人達がほとんどなので、あまり気にはならない。
本当に成功した人ってのはね、人のことをそんな風に言ったりはしないのよ(笑)
たまたま、好きなジャンルを演奏してたら少しばかりのお金がもらえるようになってた、
というのがオイラ自身が持っている感覚です。
しかし。困った事に、お客さんの中にも「決めつけたい人達」がいるのも事実。
y-subで約2年間演奏してた「Misty」時代は
楽屋という場所がなかったために、
お酔いになってるお客様のお相手をせざるを得ない状況も多々あったのです。
あの店で起こった様々なドラマを今、公開する!
例その1:
「
生活の為に嫌々こういう音楽をやっているが、本当は○○がやりたいんだろう?」タイプ
これは一番多かった絡まれ方(笑)
いや、そりゃそういう人達もいるかも知れんけど
中学二年の時、「ビートルズ中毒になった僕」という作文を
全校集会で読んだK君の作文中に唯一登場したオイラにはまず当てはまらない(笑)
お年玉で海賊版を買いあさるという、あり得ない14歳だったんですぜ?
ポールのキーが原キーで歌えるShinさん(Bass)に誘ってもらって参加したy-sub。
ずっとずっとずっと演奏してみたかったビートルズを演奏できる夢が
やっとかなったy-subなのにそんな事はあり得ないのだ。
しかしそんな事をいくら喋っても納得してはくれない(笑)
「いーや!絶対に違う。本当はこんなんやるのんイヤなんやろ?」の一点張り。
どうしたというのでしょうかこの人は。
好きなことをやってる人を認めたくないほどイヤな事が日常であるのでしょうか。
「そうなんです・・・・・
食うために仕方なくやってます・・・・」とでも言えば
納得していただけるのでしょうか。
Akiraアニキ曰く「お前はほんま『男の子』やからなあ」と言われるオイラですから
もちろんだんだん
表情に出てきてしまうのがツライところ。
むろん「相手には酒が入ってる」というアドバンテージもあるんですが
やっぱ気分悪いやないですか。まだステージが残っているというのに(笑)
手っ取り早く「無視、もしくはダンマリ」という手法でよく切り抜けました(爆)
例その2:
「どうしてメジャーを目指さないんだ!タイプ」
こーれも、非常に多かった決めつけられ方(笑)
このタイプの方はまず「
上から物をいう態度」の人に限定されます。
メジャー目指さないんならクズだ、やめてしまえと言わんばかりの態度。
よく考えてみると、オイラ自身メジャー指向って一度も持った覚えがないのです。
ただ単にバンド演奏が気持ちいいーってそのまま今まで来てしもた、みたいな。
しかも好きなジャンルの音楽やってるわけだから、「いつかは!」とか思ったことないや(笑)
ただね。「
音楽続けられる為の環境作り」には一生懸命打ち込みましたけどね。
ネットワークビジネスやってみたりとかさ(笑)
いま、フリーでPC関連の仕事やってるのも「時間をコントロールしたかった」から。
それは今でも最優先に考えてますわな。
幸い、本業も好きな仕事である程度軌道にのってきたからウレシイですが。
「メジャー厨」の方は、たぶん「テレビに出ている」とかそういう世俗的な基準に基づいて
それを「成功」と定義した上で、こっちに食ってかかってきてるんですが
こっちがハナからそういう基準とは無縁の価値観を持っているもんだから
この会話もなかなか終わりがなくて困った覚えがあります。
「音楽やってんならメジャーめざさんと意味ないやろが!」
「いや、あのですね」
「お前はそうやってな、自分を無理矢理納得させてんねん」
「いや・・・・・」
「一度しかない人生やぞ!目指さなどないすんねん!死ぬ前に後悔するんか!」
「・・・・」
もう、ほんと、こういう勢いなんですよ。
大映制作の青春ドラマ(ポニーテールは振り向かない等)でもこんな会話でません。
もちろん相手は
酔っぱらっています。
その時、思いついたのはこういう切り返しでした。
「あの、つかぬ事聞きますけど。お仕事は何を・・・?」
「はぁ?オレか?商売やっとるんじゃい!」
「え、そうなんですか!じゃあもちろん株式会社ですよね?いずれは上場ですか?」
「はぁ?」
「いや、やっぱり会社やってんならいずれは上場ちゃいますの?」
「アホか、それはケースバイケースじゃ!
お前らみたいなミュージジャンにはわかるか!」
「(カチンと来たのをこらえて)じゃあ、それと同じですよね」
「はぁ?」
「こっちもケースバイケースなんですわ。何もわからん人間が口出さんといてもらえます?」
「あ・・・・・・」
「ではお聞きしますが仮にメジャー行ったとしてどういう経路で我々にお金が入るかご存じですか?」
「いや・・・・・・」
「原盤権、出版権、その他にどういった権利が発生するかわかります?」
「・・・・・・・」
あの時のおじさん、ごめんなさいね。僕も大人げなかったかもしれません。
でもね。
どんな業界でもそう。成功の基準てのは人それぞれなんですな。
それを人に押しつけようとしちゃあいけません。
オイラにとって大事なのは「有名になる事」でもなく「テレビに出る事」でもなく
「好きなことを好きな時にできる環境」こそが成功なんです。
日本中に顔なんて知れ渡りたくないんです。
昼間に兎我野町歩けなくなるじゃないですか(笑)
特殊例:
「妄想癖のある自称大富豪」
発言その1
「ホノルルにヒルトンホテルを3つ持っているから僕の名前だせばタダだよ!」
↓検証
ホノルルにヒルトンホテルは
1箇所しか存在しない。
ちなみに関連グループも含めるとハワイ全体に7箇所存在する。
発言その2
「ケーキ屋のオーナーなんだよ。そこで来週発売の新製品を持ってきたんだ」
↓検証
JASマークが貼ってあり、賞味期限の期日が2日後。よって市販品。
夜の世界はほんと楽しい。
オイラはあの楽屋のないお店で色んな事を学びました。
Agate嬢にはこういったやりとりを見せてハラハラさせて申し訳ないm(_ _"m)
そして自分自身の想いを再認識できた場所でもありました。
ヘラヘラと楽しくギターを弾き続ける為にがんばります(笑)
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