京都グリースのステージ直前。
いきなりオイラのギターの5弦が切れた。
「うわわ!すんません!すぐに張り替えてきまっす!」
ステージ裏にある楽屋への階段を駆け上る。
「やべえやべえ!早いとこ張り替えなきゃ!」
楽屋でスペアの弦を取り出す。
急いで切れた5弦を取り外した・・・・・・
つもりがなぜか4弦を外しているオイラ。
「うあああああ、何してんねんオレ!」
ついでだから4弦を張り替えた・・・・・・
つもりが巻き弦のはずの4弦がツルツルの3弦に。
「ぬおおおおおおおおおお!」
どんどんとドツボにハマる。
気づけばスペアの弦も全部、ツルツルのプレーン弦に・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
途方に暮れるしかない。
下の方のステージから演奏が始まってるような音が聞こえる。
ああ、あまりに遅いからAkiraアニキがしびれを切らせて演奏を始めたんだ。。。。。
絶対に後で殺される。
殺される。
なぶり殺しにされる。火あぶりにされる。生きたまま手足を裂かれる。
(((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
でも弦がないからどうしようもない。
「おはよーっす!」
振り返れば京都グリースのハウスバンド、パーム・スプリングスのギタリスト、リッキー君がいた。
「どうしたんですか?」
「うああああああ、助かった!助かった!あの、かくかくしかじかで弦があれば!」
「あ~~いいのんありますよ~。これです!」
差し出された物は今まで見たことがないシロモノだった。
チューブで絞り出すタイプのスペア弦なのだ。
夢というのは恐ろしい。
この時点で変だと気づかないのが夢の恐ろしい所。
「あ、あ、ありがとう!これで助かった!」
「いえいえ~~」
彼はその時点で去っていった。
夢の中でさえも彼はナイスガイだった。
そのチューブ式の弦をストラトの裏側のブリッジにあてる。
そして一気に絞り出す!
しかし
シンクロナイズドトレモロから出てきたのは
きしめんの用な平べったい弦だった。
「えええええええええええええええええ(泣)」
もはや巻き弦だとかプレーン弦だとかのレベルを超越している。
大体、あのブリッジの細い穴からどうやったらきしめんが出てくるのか。
「こんなはずじゃ!こんなはずじゃ!」
次は4弦の所にチューブをあてた。
そして絞り出した。
次は
赤色のきしめん弦が躍り出た。
オレは泣いた。
声をあげて泣いた。
階下のステージの音が止まる。
静まりかえった廊下にカツーンカツーンと足音が響く。
階段を上りきった足音は、怒気を含みスピードを上げてこの楽屋に向かってくる。
ドアが勢いよく開いた。
そこに立っていたのは、死神と呼ぶにふさわしい形相をしたAkiraアニキだった。
「うああああああああああああああああ!」
ここで目が覚めた。
全身をつつむイヤな汗。
ああ、夢で良かった。。。。。。
起きてからすぐにギターの弦を張り替えたのは言うまでもない。
教訓その1:
劣化したな、と思った弦はめんどくさがらずにすぐに張り替えよう。
教訓その2:
男前は夢の中でも男前。
教訓その3:
ヤクザは夢の中ではもっとヤクザ。
{XT_LOG_CONT}
{OTD_MAIN}
ガクさん 文章がほんと旨いデスネ(^^)
ナイスガイは気になりますが♪
ヤク〇は…優しいヤク〇と思います(^^)
一度きしめんが出てきているのに、4弦にもチューブ差し込むあたりがもう!
ちなみに、以前病院関係の仕事に就いていた時、仕事でミスをしたからと、上司に太ももからカテーテルを挿入された(麻酔なし)夢を見たことがあります。
太ももをカテーテルが通っていく感触がはっきりと…
起きてみたら足が無理な体勢になっていて、めちゃめちゃ痺れておりましたとさ
面白い夢つながりで思い出してしまった。
今度のグリースが楽しみです!
正夢目指して頑張ろう!笑
寝ぼけながらも背筋の凍る夢でした。
起きてすぐ書いたのでたぶん誇張表現はないと思われます。
ナイスガイもヤ○ザの件も含めて(笑)
>でかあたまさん
なんで夢見てるときって不条理な事でもおかしいと思わないんでしょうねえ。
考えたらチューブもらった時点で気づけよ、と(笑)
カテーテルを麻酔無しで注入・・・・・考えただけでも痛い・・・・
>Akiraアニキ
こっちは震えましたよ。。。。。
スティックが大きな鎌に見えましたよ・・・・・
正夢なんかになってたまるか~~~
前の日から弦張り替えるもんね(笑)