Strange Days Blog～無名ギタリストの日常

自ら「スペック厨」と言っても良いぐらいなGakuです。

物買おうとする時はまずカタログを眺めます。
カタログの写真よりもまず見るところは「仕様」という項目(笑)
ま、それが全てではないって事も最近はわかりつつもありますが。

と言いますか、「世の中の流行」ってやつに流されるのがキライなのです。

たとえばやたらめったら目にする「イオン」という文字。

まずは「アルカリイオン水」。
もう万病に効くかの如く宣伝している業者もおりますが、実際厚生労働省に認められている効用は
「慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵」のみで
しかも、明確な臨床結果が出ているわけではありません。
統計的有意差があります、というぐらいのモンだけであって
大体、「○○に効く！」とか「○○が治った！」なんぞとほざけば、この日本では薬事法違反です。

この手のアルカリイオン生成機はそれこそ何十万もするモンも販売されていますが
厚生労働省の認可を受けなければ販売できないので、インチキ業者はそれだけで見抜けます。

つーか、水道水をおいしいモンにするという目的だけにこだわるなら
「塩素・細菌等の除去性能」と「フィルターのランニングコスト」だけを見ればいいわけで
最近ではかなり安くて良いものが出回っております。
しかもこういう「アルカリイオン生成機」の市場が形成されているのは、世界で日本のみ。
この手の訪問販売業者が営業に来るたびに何度泣かして遊んだことか(爆)

「マイナスイオン」。これもうさん臭い言葉ですな。
大体この「マイナスイオン」という言葉。科学用語でもなんでもございません。
日本における造語なのです(笑)
もちろん臨床結果として何一つ証明されてはいません。

以下引用。

大気中には大気イオンが微量であるが存在している。
大気汚染がある場合や、人工空間等では、大気中の帯電粉塵により中和され、
大気イオン濃度は小さくなる。 --- ここまでは科学的な記述である。

しかしマイナスイオン業者たちは論理を飛躍させて、
検証されていない健康効果を謳おうとする。
例えば、滝の側で高イオン値が観測されるとして、
滝の側の爽快感はマイナスイオンが豊富だからだと主張する。

滝の側の爽快感とは、
飛び散った細かな水滴が気化する時の気化熱による空気の冷却と、
都会の喧騒から離れた場所で、空気が清浄なこと、緑が目にやさしいこと、
風が涼しいこと等々の複合的な要因によるものであろう。

さらにマイナスイオン業者たちによると、
人工空間のような非自然的環境ではプラスイオンが多く存在しており、
これらが様々な疾患の原因であるとする
（中にはプラスイオンが犯罪を引き起こす原因であるなどと主張する者までいる）。
すなわち、これらのイオンのバランスを改善すれば、
環境を自然に近づけ健康を増進できると主張し、
大量のマイナスイオンを発生させようと勧める。

この後段の論理（プラスイオンと疾患の因果関係）は、
科学的・医学的に実証されたものではない。

滝の側にはイオンが豊富ねえ～～～どう考えても水滴でキモチイイからだろ(笑)
たとえばビルの真ん中に作られたデッカイ滝があったとしてだ。
そこでもマイナスイオン効果があると思えるのかね(笑)

実際、まともなメーカーはすでに「マイナスイオン」という言葉を亡き物にしたいらしく
ほとんどのメーカーサイトでは記述が見られなくなっている。
つーか「疑似科学」（エセとも読めるかもしれん）だったというのが最近の見解です。

オイラ、空気清浄機買うときは「ダイキン」のやつ買いました。
このメーカー、エアコン関連しか作ってませんという頑固一徹の空調メーカーであり
しかも地元大阪の会社なので、個人的に応援したいのです(笑)

あと「酸性・アルカリ性食品」。
未だにこういう事をおっしゃる人がたまにいらっしゃいますが驚愕します。

「酸性食品を食べ続けると血がどろどろになって～」だと？

大体食い物ってのは「栄養素」を取るものであって、そこになぜPh値の介入する余地があるのか。
で、アルカリ性の食いもん食ったぐらいで血液のPh値が変わるなら
間違いなくアンタは身体の機能のどっかが破綻しとるっちゅうねん(笑)

確かに酸性食品は肉、魚、米などが主流なので高タンパク高脂肪に偏りがちな最近の食生活に
多いので食べ過ぎたら肥満などを経由して成人病などの原因にはなります。

対してアルカリ性食品は野菜、果物、海藻、キノコ、ひじき、ワカメ、昆布、干し椎茸、大豆等の
食物なので、意識しないと取りづらい食いもんではありますな。

でも、ここで議論されるべきなのは「栄養素」という観点であって、
アルカリ性食品で言えば「繊維質・ビタミン」という観点で見ないといかんですな。
Ph値の入り込む余地なぞは「判断基準」でしかなくて、その観点のみ主流では危険です。

たとえば上記のアルカリ性食品のみを食い続けると、明らかにタンパク質の不足を招き
髪のツヤがなくなる、爪がかけるなどの美容上の問題をも引き起こし
それが続くとこの飽食の日本で「栄養失調」という事になりかねません。

要は栄養素のバランスですな。
あっしは不足しがちな栄養素はサプリメントで補っております。
もちろん総カロリーも気をつけないといかんですが。

世間には色んな情報が飛び交っております。
今日、オイラが書いたことは明日にはすでに過去の事になるかもしれませんが
「自分で調べる」という行為をせずに、やみくもに世間の情報に飛びつくことだけはしたくないですな。

そう。踊らされるのはイヤなんです。

■本日のリメンバー関西


関西出身の30代以上の皆様、お待たせしました。
サンテレビ系列で流れていたと思われるローカルCM集です。

なっつかっしーーーー
これ、ガキの頃の原体験ですな。
親父が吸ってたタバコの匂い、効き過ぎるエアコンのフィルターが発する匂い。
土曜日の匂い。
そんな風景が蘇ってきます。

しかし「たよし」の連続ﾃﾗﾜﾛｽｗ

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