朝からS氏と二人で、クライアントの本社に行ってきました。
ま、打合せ自体は終始なごやかムードで終了したんですが、
結果、HTML4.01で構築をやり直すという事に成りました。
ターゲットブラウザはIE4.0、NC4、そして初めて見たDilloというブラウザ。
Palm等の端末に搭載されているブラウザで、
Windows用に移植されたモノも出回っているという。
もちろんJavascriptや外部CSSには非対応。
仕様的にはかなり古いブラウザになるんだけども、
クライアントの自社製品にこれが搭載されている、という事と
ほとんどの閲覧者が企業だという事が今回の仕様決定の主な理由になる。
色々、お話を聞かせて頂いたが
企業さんの中には、ルータやファイヤーウォールでガチガチにセキュリティ固めて
一切、Windowsのアップデートを行わない所や、
WindowsNT4.0(初期インストールブラウザはVer.4)やWindows95(初期インストールVer.3)などが
現行で元気に動いている所も多いという。
以前、uza氏からMicrosoftのWindows95や98も
官公庁のために新たなパッチを出しているという
お話も聞いていた(現状で一般ユーザーはサポート停止)ので
なるほどなあ、と納得しました。
まあ、作成はどっちかというと、こっちの方が慣れているので楽といえば楽。
明日から、この構築作業に入ります。
XHTML/CSSサイトも将来性は確かにあるんだけれども
現状は、ブラウザによって挙動が違いすぎるもんなあ。
そりゃ、全てのバージョンに対応できる様にするのも可能なんだが
破格な予算と手間が必要になるわけだし、そこらへんはバランスですな。
BtoBサイト作成の場合、
そしてターゲットユーザーによってこういった仕様を決め込んでいくのも必要ですね。
今日はいい勉強になりました!
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