Strange Days Blog～無名ギタリストの日常

比較的ヘビーな内容が続いている我々の沖縄放浪記(笑)
３日目の今日はせっかくの休暇なんだから、とリゾート気分を探しに行くことに。

なわけでまたもや朝8時前に出発。
沖縄自動車道路で石川I.C.まで走り抜けた。

まず立ち寄った場所は

「琉球村」であります。
やはり「歴史と文化」を外せない性（サガ）なのか？？

こんな感じでかなり昔の琉球建築を移設してある。


中はこんな感じ。

三線弾くおじぃや軽快に踊りまくるおばぁなどがいて楽しい空間だ。

気になる・・・・・・・・・


中に入ってみると・・・・

こ、これは！？
「ジェダイの復讐」？？？
イウォークがトコトコと歩いてきそうな感じだ！
ジョージ・ルーカスはここを参考にしたのか？
藪の中に非常にうまく、高台を構築してあるのには驚きだ。

実際のハブとマングースの戦いは、2001年に法律が変わって
戦わせることができなくなったらしく（そりゃ動物愛護団体とかうるさそうだしね）
3Dメガネをかけて映像をみる、というなんともお粗末な感じだ。
（もちろんお金払って中に入るまでそんなアナウンスは一切ない）

水牛がぐるぐる回ってサトウキビを絞っていたり（本島で見れるのはここだけだそうだ）
それで作られた黒糖はすげえおいしかったのでした。

琉球村を後にしたのが午前10時前。
ここから国道58号線をずっと北上する。
ここらあたりから海岸線をずっと走る事になるのだが、一気にリゾート満開！
リゾートホテルが立ち並び、エメラルドグリーンの海と大自然のオンパレード！
少し走るたびに「○○ビーチ」という看板が見つかる。

すこしクルマを止めて一枚。

ちなみにこの状態でも泳いでいる人は一人もいない。
まだシーズン前という事なんだろうか？
それともこういう所（自然ビーチ）では設備がないのでわざわざ泳がないという事なのか？

途中で見つけたシルバーアクセサリー屋さんに立ち寄る。
ここではアクセ一つ1000円、という破格でたたき売られていた。
店主の外人さんは、オレラが入店したとたんあわてて電気をつけて
「クーラー、コワレテルカラアツイネー」とニコニコしていた(笑)
ああ、なんてのんびりしているんだ！イイネ！
ここでシルバーアクセを3つほどGETする。

国道58号線は恩納（おんな）村を抜けて名護市へ。
高速道路で来れるのはこの名護市まで。
あとは58号線で走るしかない。
名護市はけっこう開けていて、那覇市と変わらないぐらいのにぎわいぶりだった。

次の目的地は「沖縄海洋博公園」。
1975年に開かれた「沖縄国際海洋博覧会」の跡地に出来た公園である。
ここに来た目的の一つに当時、建設されたまま放置されている
海上都市「アクアポリス」を見るためだったのだが
すでに中国に鉄屑（スクラップ）として売却されて、撤去された後だった・・・・・・

放置されていたアクアポリス。

（↑クリックすると拡大します（PCのみ））
これは・・・・・・・まさに「メタルギア・ソリッド2」の石油プラント！！
エキスポタワーも撤去されちゃったし万博関連のものは難しいのかな？
エッフェル塔は残っているというのにね。

そんな個人的趣味の妄想もほどほどに、
国道449号線にそれて海岸沿いを走った後、海洋博公園に到着です。

公園への入場は無料。
公園内は異様なほど広く、200円で乗り放題の電気バスで移動できる。

ここには沖縄美ら海水族館等の施設が豊富なんだが
我々はここに作られている「エメラルドビーチ」に向かう事にした。

ビーチに到着。
ちらほらと泳いでいる人はいるものの、非常に穏やかな雰囲気が漂っている。
ロッカーで水着に着替えてとりあえずビーチへ。

しかし、今はバリバリの干潮時。
遊泳ブイの範囲内はどこまで行っても膝の下までしか深さがない(笑)
「泳ぐ」というよりも「浸かる」というのが正しい。

ビーチ内スピーカーからは延々と「TUBE」が流れ、ほっこりモードが漂う。
水に浸かるか陽を浴びるか、その二つしか選択肢がない状態。
いや、それも休暇としては正しい姿かも知れないのだが・・・・・

嫁に問う。
「このままここでぼーっとして水族館見たりするか、それとも北上するかどうするよ？」

嫁は言う。
「北上。」

実に25分間のビーチタイム。
青い夏のせ～いさ～、とは言い切れないものがある。
すぐに着替えてクルマに戻って出発。時刻はPM2:00。
国道505号線を走って今帰仁村を抜けている最中に、オニの様に雨が・・・・・

我々の選択は正しかったのだ。

ここらでいきなり腹が減ってくる・・・・・・・・
ふと右側に現れた看板「くろちゃん」に引かれ、そこに飛び込む。

やっと出会えた「ナーベーラー（へちま）の味噌炒め」。

これが食いたかったのよ！！！
「へちま」はオイラの中では「小学二年の理科の研究材料」でしかなかったのだが
食ってみたらナスビの様な食感で非常に美味しかった！

食事後、強烈な睡魔がやってきた為に運転を嫁に変わってもらう。
カーナビの目的地を、本島最北端の辺戸岬を設定して助手席へ。
雨はすでに上がっていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熟睡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・「着いたよ！」

・・・・ん？
時計を見るとPM3:50。
周りを見渡すと広大な駐車場である。
クルマを降りて岬へ向かう。

沖縄本島最北端。辺戸岬の風景。

これが・・・・・・・最北端なのか！

ありえない透明感を誇る辺戸岬の海。

ゴミひとつ落ちていない海。
昔の海はみんなこんなだったのだろうか？

体全体で最北端到着の喜びを表すギタリスト（34）

（撮影：嫁）
34歳最後の日にたどり着いた喜び。それがこのポーズに表れている(笑)

嫁が持ってきていた望遠鏡であちこちを見ていると
視界に巨大なヤンバルクイナが・・・・・・・・・・・・・・・・
辺戸岬を離れてヤンバルクイナに近づく事にする。



ん・・・・・・・・・・・・？




デカッ！！！！！！


気持ちはわかるが、ここまでの物を作る意味があるのだろうかｗ
確かにここからの眺めは絶品であったが、人が訪れている様には見えなかった。

目的を果たした後は、那覇にあるホテルに戻ることにする。
ここからは運転を再度オイラが担当です。

沖縄を走っていて思うのが、あちこちにあるお墓が異様にデカイ。
それこそ古墳クラスのデカいものもザラにあるのだ。
普通、我々がイメージする大きさのお墓は一つも見なかった。

辺戸岬から名護市までの国道58号線もずっと海岸沿い。
ここの眺めは最高であった。（来るときは爆睡していたが・・・）
ドライブが好きな人は絶対に走ってみるべきだと思う。

風景、時間全てがゆったりと流れているここらの暮らし。
住むとなるとどうなんだろうなあ・・・・・

名護市で少し渋滞があったものの、あとはそんなにイラつくこともなくドライブ。
この名護市での渋滞がなければ、海に沈む夕日が見れたのだが・・・・・・・
ちょうど夕日が沈む時間には海岸線を走っていなかったのだ。
これだけが今回、非常に心残りであった。
どっかで止まって待つべきだったなあ・・・・

朝、立ち寄った琉球村の近く「マリブビーチ」に立ち寄って休憩。
なぜかここは「映画」をイチオシしているビーチで、オイラには意味がわからなかったのだが

こういう事までしているって事は何か考えがあるのだろう。

Bar「ココナッツムーン」で取った夕焼け。


嫁はここの男性店員が非常に好みのタイプだったらしく
頼んだ品物が届く時に、席に来てくれるのを非常に期待していたのだが
全て女性店員が持ってきたために淡い期待は見事に打ち破られていた(笑)

ちなみに、ここのオーナーは伝説の沖縄のバンド「紫」のギタリストの比嘉清正さんだそうな。
ライブもやれる様でステージもあったんだけど、物置と化していた(笑)

高速に乗って那覇に帰ることも考えたんだけども
せっかくなので58号線で走り抜く事を決定。

嘉手納基地を左手に見ながら南下。
宜野湾（ギノワン・シティ）市あたりで交通量増加。

よく見ると、クルマのナンバーの「わ」とか「ら」とかの部分がアルファベットのクルマが・・・
多分、基地内に車庫証明があるクルマはこうなるんでしょうな。
このアルファベットのナンバーのクルマには例外なく外人さんが乗っていた。
軽トラとか乗っている姿を見ると、なんだか窮屈そうで笑ってしまう。

PM9:00頃、国際通りへ到着。
出張の時によくいくステーキ屋「うちなーステーキ村」で食事。
スパイス缶を放り投げたりするアクロバティックなパフォーマンスで楽しませてくれる。

ホテルに帰ったのはPM11：00。
今日は本当によく走った気がする。

そして、35歳の誕生日を迎えたのでありました。
人生、折り返し地点って事だな。
こんなに楽しいなら若い時にもっと旅してればよかったなあ。
でも、生活するのに必死だったしそんな余裕がなかったのも確か。
これから、もっと楽しむ様にすればいいかな(笑)

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