岐阜県多治見市でブラジル人と思われる二人組が拳銃を奪ったらしい。
なんせ多治見市は出張で一度訪れた町。
空調の効かない施設で熱を出し、ヒートテックプラスタイツ(要するにモモヒキ)の
性能の良さに気づき、まずかった焼き肉屋のあったあの町だ。
(過去日記へのリンクはこちら)
「拳銃強奪」「ブラジル人」と聞いて個人的に思い出すのが
馳星周氏の小説「
漂流街」である。
主人公は日系ブラジル人マーリオ。
移民だった祖父を殴り倒して黄金の国、日本にやってきたが・・
普段はうだつのあがらない出張ホテトルのドライバー&用心棒。
つとめている店の女、ケイの客の関西ヤクザから聞き出した情報。
「もうすぐ中国人と覚醒剤の取引がある。」
中国人組織に通訳としてまぎれこんだマーリオは
ケイと店長と結託して取引現場に踏み込んで金と覚醒剤を奪って逃走・・・・
ってのが大まかなストーリーである。
馳氏特有の「異人種」を絡めたストーリー展開は圧巻ですごく好みだ。
オレはこの人の小説はほとんど読んでいる。
まあ、ラストはたいがい主人公は撃たれたり刺されたりで死んじゃうんだが(笑)
この前読んだ「
マンゴー・レイン」も読んでいる内になんとなくラストが見えた。
「あー、たぶんこの女に撃たれて死ぬんだわ」
って、案の定その通りでしたが(笑)
彼のこういう長編小説にはほとんどこういった悪魔的な女性が出てきます。
強い意志を持って、生き延びるためには平気で仲間を裏切り強い側につく。
そういうものこそ女性の追い込まれたときの強さなんでしょうなあ(笑)
「
不夜城」「
鎮魂歌―不夜城〈2〉」と続いた新宿歌舞伎町を舞台とした
「中国人同士の抗争」ものの完結作が知らない間に発売されてた。
「
長恨歌―不夜城 完結編」
うおー!これはさっそく買わなきゃなんね!
マジで本棚どうしよっかな(笑)
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