Piro氏(Brown Sugar)のお誘いで岐阜に演奏のお仕事に行ってきました。
もちろんお泊まり演奏旅行である。
FAUN以外でこういう仕事は非常に珍しい。呼んで頂き感謝の極みである。
「車で来てもらっては困る」とのクライアントの意向(??)で電車で岐阜に向かう。
他のメンバーとは少し先行して長浜行き新快速に乗り込む。
そう。「ぶらり普通列車の旅in岐阜」って事なのだ。
前から買ってあった司馬遼太郎「新選組血風録」を読みながらのんびり移動。
乗り換えの為に米原駅でいったん下車する。
米原駅ホームから見た風景。初めてここで下車したがいい風景である。

天気はすこぶるいい天気。
二両編成の電車に乗り込み大垣駅まで移動。
そこからまた乗り換えてJR岐阜駅へ到着した。しめて二時間ちょい。
岐阜駅で本日の演奏メンバーと合流。
Piro氏、NONchang氏、Kimiちゃん(Brown Sugar)
そしてこの前梅田ケントスをめでたく引退したJuviちゃん。
Juviちゃんと演奏するのは初めてだ。
FAUNのライブに遊びに来たりとかでちょっとした面識はあったんだが
今日のこの機会で仲良くなれればいいなあ、と思っている(笑)
そしてBassは多田氏。あの正月明けの発表会(42曲)以来の再会である。
タクシーで会場へ移動。岐阜ルネッサンスホテル。
「・・・・・・どっかで聞いたことあるんやけどなあ・・・・・」
着いてみてやっとわかった。
出張で来ているイベント会場(長良川国際会議場)に隣接しているホテルである(笑)
そして今年もいずれかでまた訪れるのであろう。
会場に入ると・・・・・おや?楽器しかきてないですよ(笑)
モニターもPAも見あたらない。
「これはもしや・・・・・?」
そう。ホテルの会場の備え付けのマイクのみで演奏する事になったのだ。
これは非常によくある話である。マイク二本しかないって事なので
今日は必然的にコーラスは一切できないと言うことですな(笑)
当初キーボードアンプもなかったしレンタルしたキーボードには
一つもプリセット音が入っていなくてすこしムっとするPiro氏。
でもブチ切れないところがさすがである。
「・・・・・アニキならもうキレてるかな・・・?」
「ええ。もう完璧でしょう・・・・・・」
小声で話すオレと多田氏。
もちろんこの二人が話すアニキとはAkiraアニキの事である。
アンプと代替のキーボードが到着しなんとかリハーサル開始。
音響的には今日はなにも望めないであろう。
終わってから
メシを食べに行く我々。
何故色が変わっているかはわかる人にはわかる(笑)
この会場近辺には過去二回来ているので、いちばんマシだった中華料理屋に案内する。
「なぜ今日は車で来たらいかんかったのだろう?」
「うーん、だって9時終わりやったら余裕で帰れるもんね」
「ホテルは用意してあるって事やけど・・・・・・」
「・・・・・何か『帰らせたくない』理由でもあるのかも・・・」
「うーん・・・・・・」
なんやかんやしているウチに本番スタート。
今日は完全にKimi&Juviちゃんのバックバンドに徹しました。
だってマイクもないし、クライアントの意向としては多分ヤロウには用はなかったと思う(笑)
ライブ終了後、ホテルのロビーで帰る準備をしていた我々。
そこで鳴り響くKimiちゃんの電話・・・・・
「もしよかったらこれから食事でもどうですか?」
もしかして・・・・こっちがメインなのか!そうなのか!!!
遠く離れた土地で車を禁じて帰らせない様にしたワケはこれなのか??!!
「バンドのみんなもお腹すいてますし〜〜」
電話を切ったKimiちゃん。
「『・・・・・・そりゃ女の子二人って訳にはいかんだろうし・・』だってw」
わかりやすいなオイ。
タクシーで指定された店に移動する歌姫二人&邪魔者認定オトコ4人。
岐阜のタクシーの運転手さんは前回に引き続き風俗の事しか語らなかった(笑)
店に着くとオレの予想したとおり先方さんは二人だった。
なるほど。2VS2で呑むつもりだったのか。
まずは乾杯。もちろんオレはウーロン茶。
食べ物のオーダーを勝手に仕切りまくるオトコ連中。
さながら
山本太郎扮する原田左ノ助の様に食いまくるオレ。
耳は女性陣とクライアントの会話に集中させる。
「岐阜は初めてなんです〜〜」
「いやー、ワシも初めて来たんですけどもナカナカいいところですね」
「そうですね〜〜♪」
「あ、そうそう。女性に人気のお酒があってな。『たんたかたん』って言うお酒」
「えー、頂いてもいいですか〜?」
「じゃんじゃん呑んで!だって・・・・
後は寝るだけやからな」
会話の終わりになぜかこの
「後は寝るだけやからな」を
つぶやく先方さん。
あまりに繰り返すものだからしまいに空気が固まり出す。
「・・・・・一人で寝るんやけどな」とつぶやくオレに爆笑する多田氏。
「いや・・・なんかもう・・・必死で笑けるんやけど」と多田氏。
先方さんには非常に大きな誤算がある。
Kimi&Juviちゃんが「たんたかたん」レベルで泥酔するわけがない。
二人ともその筋では名の通った「酒豪」である。
なんか口説くために必死に本で読んだスクリュードライバー&目薬を飲まそうとする
ダサオトコの物語を思い出してしまった。
さて。宴が始まって一時間弱。そろそろ帰り時か。
携帯電話を取り出してお得意の「ニセ電話」を開始。
「ええええ!マジっすか!!!!今名古屋にいてるんすか!!オレラ岐阜なんすよ!」
無音の電話に対して一生懸命話すオレ。
「そんなん後で合流しましょうよ!!!せっかくやし!!」
必要以上にデカイ声。
「こっちっすか?あーーーたぶん
後10分ぐらいで出れますわー」
もちろん「・・・・あ、すんません。ちょっち電波悪いっすわー」とリアリティを
持たせる発言も忘れない。
ちょっとした寸劇を終えてKimiちゃんに声をかける。
「あんなーKimiちゃん。この前のギャラなーめったに会えんから後で渡しにいくわーやって」
シナリオとしてはオレが合流するのではなく、
電話の相手はKimiちゃんに用事があるというシナリオである。
ここを押さえとかないとオトコ連中だけ先に帰らされるかもだからだ。
「そういう事なのですいませーーーん」
まさか、ここで「ダメだ」とは言えんだろうしw
言えば墓穴を掘ることになるからである(笑)
「今度ヒレ酒のみにいこう!ヒレ酒!」とセリフが変化している。
「・・・・・・・今度はないけどな」爆笑する多田氏。
ああ、オレもあーいったスケベオヤジになるんだろうか????
いやだいやだ。もっとスマートにやりたいもんである。スケベオヤジになるとしてもだ。
ホテルに戻った後は部屋に集まって大宴会。
バンドだけなのですごく楽しい。
もちろん、オレはウーロン茶だ。
途中でPiro氏は寝てしまいました。お疲れ様でしたm(_ _"m)
AM3:00頃まで宴は続き、非常に楽しい演奏旅行となったのでありましたとさ。
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これに懲りず、また機会がありましたらよろしくお願いします〜
こちらも楽しかったですよん。
またぜひ呼んで下さい!