Strange Days Blog～無名ギタリストの日常

ホノルルから成田までのフライトは約7時間30分。
もてぃろんエコノミークラスなわけですが、今回の飛行機は
座席の前に小さなテレビが付いてるヤツでして
帰るまでに映画3本、ぶっ続けで見ちまいました(笑)

一本目
「亡国のイージス」
・・・・オフィシャルサイトはこちら。

海上自衛隊所属のイージス艦「いそかぜ」を
自衛隊員数名と某国（どうみても北朝鮮）工作員が共に乗っとり
日本政府に対して要求を突きつける・・・というのが大まかなストーリー。

しかし日本映画のベテランを集めれば本当に見たことある人ばかりになりますね。
主演の先任伍長仙石役の真田広之氏もかなりの名演やったし
やっぱり出てくるかあ、の佐藤浩市氏。
この映画、防衛庁の完全協力を経ているようで出てくる兵器とか
劇中で使われる専門用語（FTGとか）もかなり普段と変わらん様ですな。

あと若手の俳優さんだと思うんだが、準主演の勝地涼氏が
一瞬、雨上がり決死隊の宮迫氏に見えたのはオレだけでしょうか(笑)
ひさしく「マネーの虎」しか印象のなかった吉田栄作氏も非常にいい演技を
見せておりまして、この映画、眠気を吹っ飛ばしてくれるほどのいい映画でした。

飛び交う専門用語とややこしい組織体系さえなんとなく理解すれば
非常に引き込まれるストーリーになっております。
しかし、ラストシーンの
「コントロールを失ったイージス艦がクーデターを指揮した副長と共に自爆」ってのが
どーも、展開が読めたというか日本的美学に基づいてるというか
ちょっと興ざめしたのも事実ですが・・・・・・

二本目
「ロンゲスト・ヤード」

これはどうやらまだ日本未公開の様なんですが（制作2005年）
こういう映画もしっかり日本語吹き替えで見れるのがいいです。飛行機(笑)
これは1974年に一度映画化されとる映画で、主演はその時
バート・レイノルズ（キャノンボール等）でした。
そのバート・レイノルズは今回、コーチ役で出演しており
バートが演じた主人公はコメディとかでよく見る人（アダム・サンドラーという人らしい）
が演じておりました。

内容は、事件を起こして刑務所に入ってしまったアメフトの花形選手が
看守達のチームと試合をする事が決まり、ワル共をまとめ上げて
最後には勝利するという、イカニモなアメリカンスポ根ムービーです(笑)

見所というか、「おお」と思ったのはあのボブ・サップが出演していて
きっちりと演技しているのがよかったです。

こういう単純な娯楽作もいいもんですね。
これも眠ることなくあっという間に見てしまいました。
キャスト的に日本公開は今キビシイかもですが・・・・・・・・

三本目
「こんにちわー！ジョニー・デップでーす！」
「こんにちわー！ティム・バートンでーす！」
「僕たち二人でー！」
「チョコレート工場でーす！」の

「チャーリーとチョコレート工場」

最新作もきっちりと日本語吹き替え。
いやー、これは非常にトクした気分です。
内容はほとんどファンタジーに近いですがこれもおもしろかった！
全体を覆うトーンと画面の作り込みが非常にいい感じ！

内容はSHADY氏のBLOGにレビューが書かれてるので引用するとして(笑)
主人公のチャーリー君、非常にイイ子です！
なんて家族思いな男の子なんでしょうか。
これもまたじっくりと見てみたい映画だったなあ。

なんて具合であっという間に成田空港に到着。
Back in Japanですよ。
ここからバスで羽田空港に移動。
伊丹空港行きの飛行機でマイホームタウンオオサカに戻ってまいりました。

さっそく「うどん」食いました。

ハワイ滞在中に強烈に思ったこと。
それは食い物のことですよ。
確かに向こうにはゴハンもあったし醤油も置いてあった。
しかし、これだけはなかった・・・・て物を実感しました。

それは

「カツオダシ」なんですな。

宿泊していたホテルには朝食バイキングにみそ汁があったので
この欲求が抑えられていたのですが
やっぱりサカナを乾燥させて作るという日本文化のカタマリのような
カツオダシというものを日本人であるオレは強烈に欲していたわけです。

ああ、やはりオレは日本人です。
朝飯は生卵に納豆、漬け物と焼き魚、そして焼き海苔にみそ汁なんです。
この純情、あなたに伝わりませんか？
たった3分の1でも伝わりませんか？（表現手法引用：The ChitsのVo、コノアキロ氏）

さて、非日常から日常への帰還。
もう朝起きて外へ出てもワイキキの青い空と海はなく
ジャスコとミドリ電化しかない日々に帰ってきたのです。
そして、いつもの様に仕事をして、いつもの様にギターをかき鳴らして
いつものようにメシを食って、いつもの様に寝るのでしょう。

でもそれでもいいのだ。
またあそこへ絶対に行く、という目標ができたのだから・・・・

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