カセットテープを車に持ち込む事が最近多いために
それこそ10年ぶり以上に聴く音楽がある。
昨日、久しぶりに聴いていたのがDreams Come Trueの「
LOVE GOES ON・・・」。
1989年11月のリリース。オレは高校3年の時だったはず。
今から16年前の音楽なわけだが、けっこう楽しく聴けるもんですなw
当時もバンド小僧満開のオレがドリカムを聴き始めたのはよくある理由で
「当時、つきあっていた彼女が聞いていたから」に過ぎない。
さすがに彼女にClashとかJamとかばかり聞かせるわけにはいかぬ。
ここらは外交と同じで「絶妙なバランス感覚」が必要なのである。
ま、
夢見るセブンティーンの一年後なわけですから。まだ子供なわけですから。
「うれしはずかし朝帰り」とか「ええええええ」とか思って
頭の中はオトコらしく
ソレ一色になってたりとか、
「未来予想図?」とか聴いて、ちょっと泣きそうになったりとか
ブレーキ5回踏んでみたりとかしたりもしましたなww
あの頃はまだ子供で「
メディアに踊らされていた時代」だったわけですよ。
初ボーナスでコムサのスーツ(もちろんダブルだ)を買って
クリスマスにイタメシ屋〜なんてバブリーな「私をスキーに連れてって」みたいな
ホイチョイプロダクション満開〜〜みたいな感じで。
今となってはバカらしくてやってらんねえが。
話を戻すと、ドリカムってのは我々の世代には強力な影響力があって
ほとんどの女子は所持していたんじゃないかなと思うわけですよ。
いわゆる「同世代女性の代弁者」的な位置づけまでされていたかも知れぬ。
ここで収録曲の歌詞を引用する。
Big Mouthの逆襲
作詞:吉田美和
作曲:中村正人
必ず射とめる 私の意地にかけて
Big Mouthの逆襲 覚悟しておいて
Big Mouthの逆襲 私を見逃したら
あなたの真価が 問われるカ・モ・ヨ
またどちらとも取りにくい 中途半端な返事ばかり
そういつもあなたは言わない 好きだとも嫌いとも
うまくかわしてばかり
何回勇気をふりしぼって デートに私から誘えば
ホントの気持ちを聞けるの?
かわいらしく見える服も品切れ
あなたは知らない 女の子の努力を
いったい何時間 鏡にくぎ付け
あれこれ悩んでる そんな健気な姿
わかりっこないでしょ のんきな横顔
昨日一日中考えて一大決心 震える声であなたに聞いた
“好きなの?嫌いなの?”
あなたはひいき目なしで見て
ステキな顔をしているのに
こんな私に優しいから いろんなコンプレックス
乗り越えたのよ
Big Mouthの逆襲 ここまで来た以上は
Big Mouthの逆襲 強気で攻めてみよう
Big Mouthの逆襲 Lowな気持ち駆り立てた
Big Mouthの逆襲 あなたが悪いのよ
なんと強引な・・・・・
何度死んでも蘇ってくる
ターミネーターみたいな女傑を連想してしまう。
このあふれんばかりの
「自信」はいったいどこから来るのだろうか?
そういえば高校時代、こういう女性がまわりには結構いた気がする。
明らかにイヤな顔をして嫌っている空気を男性が出していても
「もーーう、かわいいーーーー照れちゃって♪エヘ」という
思考変換がなされてしまう強力な女子が。
しかもこの曲のラストは
「こうなったのもぜんぶオマエが悪い」と
言い切って曲がカットアウトしてしまうのである。
我々男性はただただ
置いてけぼりを食らうしかないのだ。
オレラの世代の時代感覚がこうだったのかも知れない。
思い返してみるとあの頃、不安な事なんて何一つなかった。
求人はあふれ、「何とかなるさ」という共通の思考を持ち社会に出て行った。
あの時代に「明日があるさ」がリメイクされたとして絶対に流行らなかったと思う。
あの頃、確かに「明日」はあった。
それ以上に人々に「自信」が満ち溢れていたのかも知れない。
それは「時代」という一言で片付けられる陳腐な物ではなかったのだ。
そして時は流れ、
最近「現代女性の心理」を歌うとメディアで持ち上がってたのが
浜崎あゆみである。
すべて彼女自身で作詞し「苦手だから英語を使わない」と発言もしているらしい。
恥ずかしながらオレは彼女のCDを一枚たりとも所持していない。
仕事で「CAROLS」を演奏したことはあるものの
街で耳にしたり若者とカラオケいったりして聴くことがあるぐらいだ。
彼女にはなんの興味もねえし、よくも悪くも言う気はない。
ただその彼女の曲に一曲、耳について離れない歌詞があった。
2002年リリースの「I am」である。
以下、歌詞を引用する。
ちゃんと聴いてて 伝わるまで叫び続けてみるから
私はずっと 此処に此処に此処にいるの
時間に追われて 半ば無理矢理な
日々の先には 何がありますか
こんな私の 生き急ぐ様は
滑稽ですか 笑ってよ
この瞳見つめて 私の名前を呼んでみて欲しいの
この手握って 大丈夫だって頷いて欲しいの
この背を押して じゃなきゃ歩き続けられそうにないの
嘘ならせめて 本当の嘘最後までつき通して
時間の過ぎ行くままに 身を委ね
流れ着くのは どんな場所ですか
矛盾だらけの こんな私でも
許されますか 教えてよ
どうか解って そんな事を言っているんじゃないの
どうか気付いて こんな物が欲しいわけじゃないの
どうか放して そんな所へ行きたいわけじゃないの
私はずっと たったひとつの言葉を探してる
この瞳見つめて 私の名前を呼んでみて欲しいの
この手握って 大丈夫だって頷いて欲しいの
この背を押して じゃなきゃ歩き続けられそうにないの
嘘ならせめて 本当の嘘最後までつき通して
どうか解って そんな事を言っているんじゃないの
どうか気付いて こんな物が欲しいわけじゃないの
どうか放して そんな所へ行きたいわけじゃないの
私はずっと たったひとつの言葉を探してる
34のおっさんから見たらたった一言
甘えんなこのバカ
で片付けてしまいそうになるんだが、こういう歌詞って最近多いですなホント。
さっきの「Big Mouthの逆襲」とはすべて正反対の言葉が羅列されている。
「何がありますか」と先への不安を訴え、「教えてよ、笑ってよ」と相手依存。
その上、「
一人じゃ歩けねえから背中を押せ」ときたもんだ。
オマエはいったい何様なんだといいたくなってしまうのである。
大体キミのどこをどうみて「生き急いでる」と判断すればいいのか理解しかねるぞ主人公。
この主人公がやっている事はたった一つ
「伝わるまで叫び続けてみるから。私はずっと 此処に此処に此処にいるの」
ということであとはすべて相手に対して行動を求めているように見える。
てめえで動かないでピーピー泣き言いってんじゃねえ、と思うのは
もはやおれがおっさんだからなんだろうか?
勇気を振り絞ってデートに誘ったり、かわいらしく見える服を探したりする女性は
今は求められていなく、こういう
ヒヨコみたいな女が求められてるのだろう。
そうだとしたら何が原因なんだろうか?
流行る曲もすべて何もかも「世間の景気動向」に左右されているのならば
何か「見えざる神の手」の存在を感じてしまうのはオレだけだろうか。
オレは何の宗教も信仰してはいないが、そうなってしまうと
ジャンルだとかテクニックだとかに固執するのはアホらしくなってしまう。
それこそ
ファイナンシャルプランナーが歌詞書くほうが売れるんじゃねえのか(笑)
確かに世の中、先行き不透明ではあるが
こういう歌詞聴いて「うんうん、そうだよね」と自らを同化させるのはイカンと思うぞ。
これ聴いて「何だこのナヨナヨしたやつぁ!」と吐き捨てるぐらいに
国民全体がなれば景気も回復するのかも知れないw
CD購買層のほとんどをしめる15〜23歳代の若者よ。
新しい時代を作るのは老人ではない。
人はもっと強い物なのだ。悩む前に自ら動くべきだとおっさんは思う。
・・・・・つー事は、わしゃあ若いモンに共感される歌詞は書けねえってこったなw
別に全然かまわんけどw
{XT_LOG_CONT}
{OTD_MAIN}
私の曲の歌詞なんか、Gakuさんから見れば、どうなんだろう???
ヘナチョコなのもあり、ちょっとマシなのもあり。。。かな?
歌詞の善し悪してのは人それぞれに感じるところが
あると思いますので、好き勝手でいいのではないかと
思っております。
ただ、コワイのはこれらをそのままなんの疑問も感じず
受け入れて、さも自分の考えのように思う人がいるって事なんですよね。
オレラの時もありましたが
「尾崎(豊)が歌ってたから窓ガラス割りました」って
のたまう方達がいたんです。
非常にかっこ悪い、情けない事だと思います。
最近の「自分探し傾向」の歌詞には正直辟易としますね。
生きるって事自体、ハードな事なのに
そこから目をそむけて自分にとって居心地のいいコミュニティに
引きこもって「今の自分は本当の自分ではない」なんて
とても甘えた意見だと思います。
俺、窓ガラス割ってた・・・すまん!
でも俺は逆やったけどな
割ってた時期の後に尾崎が歌って
「尾崎も言うてるやないか〜!」
って言ってたタイプ!!
まぁ〜どっちも一緒やな〜(反省)
ココでははじめまして。
やっぱりコワイ人だったんですね・・・・・・・
ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
イヤイヤイヤイヤいあwせdrfftftgyふじこlplp・・・・・
そんな事ないですよ〜!
ん〜 あの〜 え〜と
どう言うたらええかな〜?
野球のボールが飛びすぎて(ホームラン打者やって)みたいな・・・
あっ!それと家が貧乏で幼い頃、解体屋のバイトしてて・・・
けしてコワイ事はないので・・・はい・・・
こんにちわ〜〜!!
遊びに来ました。
あたしも浜崎あゆみは全然聴かないけど、
ある意味Gakuさんの様に捕らえ方見たらおもしろいんだろな。
他の歌詞も見て見たい!!
って思いましたwww
でも、、、買わんけど。。。
恋愛は難しいですばい★
うぉい!リアルで割ってたんかい!!!
ある意味時代を先取ってたわけやね
そして盗んだバイクで走りだしてきしむベッドで優しさ持ち寄ってたのか!
>Shimayan
やっぱコワイ人なのよ(笑)
よーし、この記事をAkiraアニキのBLOGにトラバしとこうか〜(笑)
>チエ
こっちではお初やな、おっす!
色んな歌詞みたいならPCから「歌ネット」で検索してみな
メアドだけで登録できるんで歌詞見ほうだいだぞ。
最後の一行がすこし気にかかるがw
>Daddyアニキ
いらっさいませ〜!
新譜買いましたかーー。
オイラ、今はHuey Lewis and The Newsがヘビーローテーションですよ(笑)
アメリカンロック最高です、ドライブ中は。
「おっさんはおっさんの歌詞に感動する」
名言ですなw
それはともかく、良く最近の若者は...と言う話が世間で出ますけど、実際に普通の若者と接して見ると、我々の若かった頃とあまり変わらないですよ。きっと、窓ガラス割って、盗んだバイクで走り出す奴もそれなりにいるに違いないですし(笑)
#軋むベッドがまだ存在するのかどうかはわかりませんが(笑)。なお、浜崎あゆみの楽曲は、歌詞で聴かれてると言うよりは、キャッチーなメロディで聴かれているような気もします。ま、あたしは浜崎は嫌いなんですけどね(爆)
>軋むベッドがまだ存在するのかどうかはわかりませんが
ほんの2年ほど前までウチに存在してましたが(爆)
情報端末の発達で内気な人を目にする機会が増えた、って事
なんでしょうかねえ。
個人的な感想ですが、冷めている人が多いような気がします。
おっさんの意見と言われればそれまでなんでしょうけど(笑)